2011年9月22日木曜日

【つぶつぶヒストリー8・未来食などの出版へ】


家作りに先だって、畑を耕し、井戸を掘りました。

最初の年に初めて手作りした家で冬の間にゆみこがまとめた野菜料理の本「ベジタリアン野菜クッキング」(絶版)には、高キビハンバーグもすでに登場していて、とてもよく売れてロングセラーになっていました。

ゆみこは、引っ越してくる前年まで、2番目の本の執筆に没頭していました。書き終わった総仕上げに、ゆみこと一緒にアメリカに行き、故・ヘルマン相原氏を訪ねました。ヘルマン氏は未来食の基本となる、酸アルカリと陰陽を横軸と縦軸にした指針でアメリカ人を玄米菜食に導いてきた日本人です。

未来食の内容についてアドバイスと許可をもらうための旅でした。もう一つの目的が、豪雪の中で快適に省エネで過ごせる家の構造のヒントをつかみたいというものでした。

氏は「今まで2万人以上の人を指導してきたけどあなたのような質問をしてきた人はいなかった。桜沢先生は、次にバトンをつなぐのは女性だといつもいっていたなあ。」と喜んでくれました。

家作りのヒントもたくさん得て、満たされた気持ちで帰国しました。

そして、本は、家を建て始めたのと同じ1995年に出版されることになりました。

環境汚染時代をおいしく生き抜く・未来食というつぶつぶクッキングのバイブルとも言える本です。

  ■つづく■

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