2010年3月13日土曜日

柚月も山へ




 夜中に晴れると、朝はマイナスになるほど寒くなります。5時に起き、まだ暗いです。明るくなる5時40分ころから、孫の柚月も起こし、いっぱい着込んで出かけます。木を切る場所は裏山ですので歩いて10分はかかりません。柚月も歩きます。現場では一人で遊びます。雪の上の座り、ままごとをしています。チェーンソーの音が嫌いで、決して私の近くには寄りません。十分遊んだころになると、足下から冷えてくるので、寝袋を積んだソリで暖かくして遊びます。

2010年3月11日木曜日

春の雪


 春とは言え、まだ雪が降る山形いのちのアトリエです。ここ2日間は薪の切り出しはお休みです。雪が降ると、滑って危険なのと、木に雪が積もり作業に手間取るのです。

 写真は雪が降っているところですが、わかりますか。寒い雪ではないので木々にはあまり積もっていません。

薪の切り出し

 薪の切り出しが始まりました。

 隣の山から毎年切らせてもらっています。直径40cmくらいのを3本切りました。毎年のことですが、切り倒す時は緊張します。山を歩き、山に木々に感謝の祈りをします。

 3月になると、寒い朝は雪の上を歩けるようになります。切り出した木はソリに乗せ、家の近くまで持ってきます。

2009年12月5日土曜日

前回の続きです。

 シンポジウムで江戸東京野菜ネットをやっている方の話がありました。過去の野菜ではなく今でも栽培されているものや復活しているものもあり、興味津々聞き入っていました。小松菜は江戸川区小松川の伝統野菜、練馬大根はあまりにも有名です。ほかにもあって当たり前なのですが、なんとなく東京には伝統的なものはないのでは、という先入観で見ていたのでしょう。ところが、品川カブ、亀戸大根、滝野川ゴボウ、滝野川ニンジン、墨田区寺島ナス、千住ネギ、谷中生姜、あるものですね。そのなかに、早稲田ミョウガというのがありました。神田川沿いで早稲田鶴巻町周辺が産地だったそうです。私が育ったところがその近所でしたから大変びっくりしました。全くその存在を知らずに育ちましたので、そんなのがあったんだ〜。

 話によると、田山花袋の作品(明治14年)では早稲田あたりはまだ田んぼがあり、ミョウガもあったようですが、夏目漱石が夏目坂に引っ越してきた時には(明治40年頃)にはもう早稲田には田んぼがなく、ミョウガの産地ではなくなっていたわけです。そのミョウガを探そうと、今早稲田大学の学生数名と探索プロジェクトを始めようとしているところだそうです。つぶつぶカフェ、ボナ!つぶつぶがある地域なのでできることを応援できたらいいなと、思っているところです。

2009年12月2日水曜日


 山形在来作物研究会のシンポジウムに参加してきました。この会は在来作物や伝統野菜の発掘と普及を目的に活動をすすめています。山形県にはそう言う野菜が多くあります。焼き畑で作られる温海カブと山形青菜は特に有名ですが、ほかにも庄内地方には、じくの赤い平田ネギ、だだ茶豆、宝谷カブ、大滝ニンジン、野菜ではないのですが、「夏子の酒」にとりあげられ有名になった酒米としての「亀の尾」があります。その育種をしたのが庄内余目町の百姓でした。コシヒカリ、ササニシキ、あきたこまちなど有名ブランド米の祖先にあたり、山形で売り出し中の「つや姫」もその系統です。

 置賜地方には、へそ南瓜、雪の下から掘り出して食べるひろっこ(あさつき)と雪菜、紫色の食用菊もってのほか、長漬けしても歯切れよく漬かる花作り大根、まだまだいっぱいの在来野菜があります。(つづく)

2009年11月5日木曜日

初雪


わたしは東京へ行っていたのですが、2,3日と降った初雪が、帰ってくるとなんと5cmも積もっていました。寒い寒い帰りでした。記憶では、一番早い初雪積もりです。といっても、私たちは I(アイ)ターン。Uターン、Jターン、Iターン、などと田舎暮らしをする人を区別する言葉としてはやりましたね。私たちは19年前に東京から山形へやってきました。すっかり山形県人化しています。

2009年10月25日日曜日

かぼちゃ


日増しに紅葉がきれいになってきました。今日の朝は初霜。夏野菜は終わり、秋野菜へと変化していきます。今年採れたカボチャは形も色もいろいろ。弓なりに曲がったのもカボチャです。鶴首カボチャといい、和カボチャです。洋カボチャよりしっとりした感じで、煮物によく合います。じつは、カボチャには3種類ありまして、パンプキンはいわゆる普通のカボチャで、スクワッシュ系はバターナッツカボチャや写真のラグビーボール型のソーメンカボチャなどをいい、鶴首カボチャもこの仲間ではないかと思います。もうひとつは、ペポ系でズッキーニがその仲間です。

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