2009年12月2日水曜日


 山形在来作物研究会のシンポジウムに参加してきました。この会は在来作物や伝統野菜の発掘と普及を目的に活動をすすめています。山形県にはそう言う野菜が多くあります。焼き畑で作られる温海カブと山形青菜は特に有名ですが、ほかにも庄内地方には、じくの赤い平田ネギ、だだ茶豆、宝谷カブ、大滝ニンジン、野菜ではないのですが、「夏子の酒」にとりあげられ有名になった酒米としての「亀の尾」があります。その育種をしたのが庄内余目町の百姓でした。コシヒカリ、ササニシキ、あきたこまちなど有名ブランド米の祖先にあたり、山形で売り出し中の「つや姫」もその系統です。

 置賜地方には、へそ南瓜、雪の下から掘り出して食べるひろっこ(あさつき)と雪菜、紫色の食用菊もってのほか、長漬けしても歯切れよく漬かる花作り大根、まだまだいっぱいの在来野菜があります。(つづく)

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